近世の民家において側柱上部から腕木を突き出して小板を張った棚を持つもの。和船の両舵にある船棚(船がい)に似ているものでこの称が出たものと思われる。組頭・名主層以上の住宅にしか許されていなかったもので、階層が上がるに従い両船がい・三方船がいとなり、郷土や割元庄屋では2重船がいが付けられることもあった。単に「船がい」ともいい、地方によって「ぜんげ」「せげえ」「せえげ」「せげ」「ひかい」 「せんがい」ともいう。