
タカコウハウスの家は、"地元の大工さんが、地元の材料を使って建てる家"です。なぜそうしているかには理由があります。
みなさんは「身土不二」という言葉を、お聞きになったことがありますか?「身土不二」とは、仏教の言葉で、人間のからだと土地は切っても切り離せないものだ、という意味。だから、料理などにしても地元の土・水・光で育てられた食材を食べるのが、一番からだによい、ということなのです。
私たちは家も同じ、と考えています。 地元の大地から養分をもらい、地元の雨・風・光を受けてきた木。その木で建てた家が、やはり一番その土地の気候風土に馴染み、しなやかな強さを発揮すると思うのです。土そのものや、草木からつくる紙も同じこと。タカコウハウスでは、ただ自然素材であればいいというのではなく、自然素材の出身地にもこだわっています。

地元の山を守ろうと地道に活動している山主さん、製材所とネットワークを組み、厳選した良質の木材を仕入れています。
県内には志津川の杉など、秋田杉にも負けない良い木材があります。地元の工務店が率先して県産材を使い、情報を広げることで、少しでも林業の活性化につながることをめざしています。

江戸時代から白石市の特産だった白石和紙を使っています。地元産のコウゾだけを使って漉き上げられる和紙は、強度と耐久性にすぐれ、衣類としても用いられるほどでした。
東大寺二月堂で行なわれる修二会(お水取り)で、練行衆が着る紙衣(かみこ)には、1973年からこの白石和紙が用いられています。厳しい行に挑む僧たちの体を寒さから守る白石和紙。
強度・耐久性だけでなく保温力や手触りにも優れている証です。


民家の土壁を美しく仕上げる上塗り材料として、また大切な物を入れる土蔵の壁として、古くから日本人に親しまれてきた漆喰。白く輝く城壁でも有名です。
漆喰が重宝されてきたのは、防火性、遮音性、防水性に優れている上、調湿機能を持っているから。木と漆喰の組み合わせは、家を長持ちさせる上で最高のものと言えるでしょう。
タカコウの漆喰は、必ず現場で消石灰・海草・スサなどの素材を混ぜて作り、調湿能力が落ちる接着剤入りの商品は使いません。左官の腕がかなり問われる仕事です。腕と誠実さに自信のある左官屋さんだけが、タカコウの現場を任されています。